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狂牛病―人類への警鐘 (岩波新書)

中村 靖彦
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狂牛病―人類への警鐘 (岩波新書)の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:岩波書店
狂牛病―人類への警鐘 (岩波新書)のカスタマーレビュー

「狂牛病の経緯・社会背景」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-02-24

狂牛病についての知識があまりなかった自分にとって、狂牛病の経緯・社会背景を知ることができた。また人間に感染し、変異型のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)をもたらすことの恐ろしさを認識した。狂牛病が世界的な社会問題となる所以を理解できた。狂牛病は「異常プリオン蛋白質」が原因と考えられているようである。本書で多く引用されている「死の病原体プリオン」(リチャード・ローズ)も、今後読み進めていきたいと思った。

「これが岩波新書かと思うと悲しくなる・・」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2002-11-03

 期待して購入してみたものの、文章中、事実と科学的な予想や学説、それに著者の主張などが混在しているため、何が事実で、世界ではどのようなことが考えられるのか?といった肝心の事がさっぱり分からず、ただ「怖い」「政府の対応が悪い」という印象だけが頭に残るだけで、正直期待はずれの内容だった。

 また、感染についても非定量的な記載が目立つなど、著者の不勉強ぶりも残念だ。他にも、後半で「共食いがいけない」との主張が展開されている記載など、疑問を感じた個所も多々としてある。粗雑に「モラル」とか「自然の摂理」などというあいまいな言葉で指摘して事足れりとする著者の姿勢には、事実に対する謙虚さが感じられない。

 そもそもBSEが、我々の強い関心を集めることになったのは、νCJDという不治の病への感染危険性が我々の近くまで寄ってきているのではないか?という不安感に加えて、現在食料品の多くが生産と完全に切り離され工業製品として扱われている事への潜在的な不安感が背景にある。そして、その不安感は、本来工業的な管理手法の適用には限界があるはずの農業生産に杓子定規的な規格化を押し付けていることのいびつさ由来すると、私は考えている。本件で話題になっている肉骨粉、以前から話題になっている遺伝子組み替え作物や成長促進ホルモン牛の問題などは、そのいびつさの象徴だろう。それらが反対を集めているのは、そのいびつさを助長するからに他ならない。

 今、我々が直面している、この「いびつさ」を解消するためには、我々は多くのことを考え行く必要があるであろう。たとえば、生物学などの自然科学だけでなく、このような「いびつさ」を要求するにいたった政治経済など多岐にわたるはずである。著者の「反科学主義」的主張は、残念ながら、このような問題をあいまいにするだけでしかない。

「狂牛病の概要がわかる」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2002-01-23

これ1冊とりあえず読むと、新聞、テレビなどの断続的な報道ではわかりにくいところがすっと頭に入ります。食の安全性を考える上で必読!

「科学的な内容はだいぶ弱い。」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2001-12-31

 事件としての狂牛病の基礎知識を得るにはよい本。しかし科学的な基礎知識は他の本を併読する必要がある。「狂牛病」という大きなタイトルを付けたのなら、共著にしてでも科学的な部分を充実させてほしかった

「基本がわかる。」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2001-12-09

そもそも牛を育てるのに、牛の肉(肉骨粉)をつかうこと自体が「共食い」で、しかし、本来棄てるしかなかった肉屑を、節約のため餌として
熱処理して、あえて「共食い」させていたという、経済的な事情、、。

しかし、その熱処理も、過去のオイルショックで、熱量をまたもや節約してしまい、それが病原体「プリオン」をはびこらせて、今日の数百万頭にもおよぶ牛の焼却や、ヤコブ病を惹き起こしてしまった、、という、、、狂牛病は、まさに「人災」であることがよくわかる一冊。