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新ルポ・精神病棟

大熊 一夫
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新ルポ・精神病棟の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:朝日新聞社
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新ルポ・精神病棟のカスタマーレビュー

「昔と今とでは違う」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-10-27

この本はいつ頃か忘れたが、たぶん15年位前に読んだと思う。初めて読んだ当時は、「精神病院ってこんなところだったのか!」とか、精神病院に自分の親兄弟入れたがる家族を「なんて奴らだ!」とか思っていたのだが、今は少し違う感覚である。
というのは、実は中学校以来の友達が精神障害を患い、精神病院に10年以上通院または入院しているという経験があったからである。中学以来といっても、中学だけ同級生だったので、現在、精神病院に通院していると聞いてびっくりしたのである。その友達は中学では勉強もスポーツもでき、成績は常にオール5。結構見た目もスタイルもよく、ファッションセンスも抜群。おしゃべりもうまいので、女の子にもモテモテという私から見れば憧れの友達だったのだが、今はもうそのころの面影はまるでなし。オール5だったとはとても思えないほどで、もう哀れとしか言いようがなかったのだが、本人に会う機会があり、病気になった理由を聞くと、「彼女に振られたから病気になってしまった・・」とかよく分からないことを言っていた。これを聞いて、昔、精神病院に行った人がかわいそうだと思っていたのが、一転、精神病院に言ったのも仕方ないのかな、家族が厄介払いで精神病院に入院させたがるのもうなずけるかなあ、と思ってしまった。本書を読んだだけでは、うわべのことしか分からない。実際の精神病院や病人を見ないと、本書の言いたいことの半分も分からないでしょう。この本に関心を持った人は、本だけを読むのではなく、病院や病人も見るべきだ。

「新ルポ 精神病棟」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2002-03-21

目からウロコが落ちました。私はいままでこんなことちっとも知らないでいました。そして海外で心理学を学んで、すっかり世は人間性重視の精神病治療の方向に、苦闘しつつもすすんでいるものと思っていました。本当に病気なのはだれなのでしょうか?この病院にかかわったひとびとではないですか?それともそれを許してきた社会でしょうか?国でしょうか?著者はそんな観点からも「精神病棟」を語っています。でも私は思うのですが、これを読んでもなんとも思わない人がいたらその人が一番あやしいのではないでしょうか。