「潰瘍性大腸炎から見て」 おすすめ度:
投稿日:2003-12-15
私自身が、20代の始めに潰瘍性大腸炎を罹病し、自分の病気について振り返ってみるとても良い機会になりました。最初のご自身の経験についての文章ははとても実感のこもっている内容であり、後に続く色んな方の心と体の関係に関するお話しに素直に入っていくことができたように思います。身体の異常を、心にまで遡及して考えてみることは、症状の重い時にはなかなかできないことですが、少し落ち着いた時に自分自身の今を考えてみるために読む本として、なかなか良いものだと思います。おすすめです。
「知らなかった」 おすすめ度:
投稿日:2003-08-15
本書は「波」02年6月号~03年5月号に連載された「心療内科を訪ねて」をまとめたものだ。筆者は、3年間、どうやっても治らない腰痛に悩む。そして心療内科を受診することになるのだが、当初は「私にはこの痛みが、たかが心因から生まれているとは到底考えられない」と疑ってかかった。
入院から2カ月、見事痛みは消えて退院する。その経験から心の領域に目が向き、自らの経験からはじめて、耳痛・しゃっくり、潰瘍性大腸炎、醜形障害・顎関節症、高血圧など、素人の考えではおよそ心と関係ないであろう病状が、心療内科で次々と改善していった体験談をまとめてある。
健康なときはだれも、病気のときのことは考えにくい。しかし、自分がいつ、心に起因する病気にならないとは限らない。本書は心!の準備の書として勉強になる。また、自分は、身の回りのいる、心に起因する病気の人に対する思いやりが、いかに欠けているかが分かった。反省したい。