「ようやく受け入れられる本が出た!」 おすすめ度:
投稿日:2005-02-06
正直、リストカットシンドロームという病名すらつい最近でてきたもので、未だ認知度も低く、それを受け入れられる精神科医も少ない、というのを自らで体験してきましたが、この本だけは心に響きました。
少しでも「生き辛い」と感じている人なら、たとえリストカッターでなくても共感できるところがあるのでは、と思います。
他の、リスカを取り扱った本の中では、正直、そういう状態にある人を侮蔑しているような表現がいたるところに見られたり、ろくに症例もあげずに「自分はその道の権威だ」というような書き方をしており、さらに結局何の結論も提案もなされないまま、やはり「そういう人は放っておきましょう」的な結末で終わっていたりして、あまりの無理解、無責任さに腹立ち、壁に投げつけたくなるような物もありました。
でもこの本は違います。
私があれこれと足りない言葉で批評するより、読んでみて欲しいと思う本です。
「伝わるもの・生きる言葉」 おすすめ度:
投稿日:2003-03-30
口先だけでは何とでも言える世の中。批評は行動よりもたやすい。あふれかえる偽善者達の言葉。「癒し」や「自分探し」テーマを提供してくれるマスコミ。正直、ウンザリだった。今の日本、【実感】という言葉すら空々しく感じるのは何故だろう?
でも、彼の言葉は響く。生きている。こうして書きながら私自身の言葉の限界を感じてしまうくらい。それは私が(人生の)上澄みだけをすくい、後生大事に抱え込んで、盲目に生きようとしているのに比べ、彼は全てをひっくるめて自分の人生の面倒をみているからだと思う。著者はネットなどでは有名らしいが、どうか、彼を知らない人達にも読んで欲しい。私自身、図書館で偶然手に取り、読んでから購入を決めました。漠然と抱いていて言葉にできなかったことを彼はきちんと言葉にしてくれた。ちゃんと最後まで読んで受け止めて欲しい本です。