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ママでなくてよかったよ―小児がんで逝った8歳 498日間の闘い (朝日文庫)

森下 純子
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ママでなくてよかったよ―小児がんで逝った8歳 498日間の闘い (朝日文庫)の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:朝日新聞社
ママでなくてよかったよ―小児がんで逝った8歳 498日間の闘い (朝日文庫)のカスタマーレビュー

「生きることと愛」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2007-08-28

壮絶な闘病記。
しかし、強烈な生のエネルギーを感じる。

不倫を乗り越えて結婚し、子供も授かったものの、そこに待っていたのは夫の理不尽なDVだった。
やっとのことで家を飛び出し、夫に悟られないように子供の名前まで改名。
やっと落ち着いたかに見えた生活は、息子が小児がんになったことにより、親子二人の闘病生活に変わっていく。

小学1年生。
まだ6歳。
そんなシゲに母親はがんの告知をする。
たった二人、一心同体で生きてきた母子だからこそできる告知。
そこからシゲは気力を振り絞って治療を続ける。

辛い検査が続き、ぐったり疲れきったシゲを見て母親は号泣する。
そんなときだった。
シゲは点滴につながれた腕を持ち上げ、母親の頭をなでながらこう言うのだ。

「ママでなくてよかったよ」

自分ががんだと知っていて。


読み終えて、何度も何度も自分の娘を抱きしめた。
お願いがひとつだけあります。
パパよりも長生きしてください。

「どんな言葉よりも伝わる命の大切さ。」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-05-30

本書は小児ガンにより、僅か八歳で亡くなった少年と、
その母の闘病記である。

本書には全く飾り気はない。ただシンプルに彼らの感情や
症状、苦しみを書き記すのみだ。
飾り気のない、そのピュアな手記だからこそ、その重みが
ひしひしと伝わってくる。

タイトルにも書いたとおり、これまで何度となく命の大切さ
を説かれたが、これほど命の大切さを実感することはない。


また、彼らの一生懸命ひたむきに生きている姿は、私自身にも
訴えかけるものがある。
「彼らのように自分は頑張れているのだろうか?」

そうして自問したとき、私はまだ8歳の子供にも勝ててない!
頑張らなくては!と奮い立たされる。

「ありがとう。」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2006-02-11

「ママがぼくを叩いて気がすむなら、叩けばいい。あざになってもいい。叩いていいよ。好きなだけ叩きな。ぼくはへいきだよ。」    
本当に涙が止まりません。8歳の子がこんなにも辛い病気と必死に闘い続け自分に刻々と近づいてくる死に真正面から向き合いどんなに苦しい時でも母の事を思いつづけていた姿にも涙が溢れ出てきます。
私も一昨年大好きだった父を癌で亡くし私の固く閉ざされた心が楽になれました。ありがとう、しげちゃん。本当にありがと。

「生まれ変わって」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-03-10

わずか8才の子が死を厳粛に受け止め,最後は受け入れる。
自らが逝った後の母を心配する。ママが心配で死ねないという。
全身の激痛に苦しみながらの1年以上の闘病生活。

よく頑張ったねしげくん。短く辛い一生だったけど,ママがたくさんの思い出の詰まったすばらしい本を残してくれた。それを読んだ人たちはみんな感動している。君はすばらしいものを残したんだよ。

君の望みどおり,生まれ変わってまた必ずママに会えるよ。

著者であるしげママは現在NPOを設立しチャイルドホスピスの設置に向け尽力しておられるとのこと。この本の印税の一部はそれに充てられるようです。

「しげくんネット」というサイトで生前のしげくんの写真が見られます。

「忘れる事のできない一冊」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-01-17

癌の全身転移。想像を絶する痛みだと聞きます。そんな痛みに耐えながらも人への気遣いを忘れない8歳の男の子。
「ぼく、死にたくない。ママのことが心配で死にたくないんだ」と言う言葉に涙が溢れました。自分がいなくなったらママがどうなってしまうのか、1人で生きていけるのか心配でたまらなかったのでしょう。親子の絆の深さを感じました。
病名の告知、余命の宣告。大人でもうろたえてしまうのにこの子は本当によく頑張りました。
きっと今頃お月様に一番近い星になってママのことを見守ってくれていることでしょう。