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さいごの約束 夫に捧げた有機の酒“和の月”

坂本 敬子
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さいごの約束 夫に捧げた有機の酒“和の月”の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:文藝春秋
さいごの約束 夫に捧げた有機の酒“和の月”のカスタマーレビュー

「愛の酒」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-06-15

夫が癌になった。作家ではない著者の静かで柔らかい文章が素直に闘病の日常に読み手を引き込みます。次々に起こる病状の変化に最善の治療法をと、病院も医療の壁も物ともせず探し出し実行し、更に癌をきっかけに有機の世界に踏み込み家業を象徴する新しい酒を造る。病気はしばしば人の価値観を変える事があるけれど、緊張を強いられる余命との闘いのなかで夫の生きた証をかたちに残す行動力に、深い愛情と力強さが伝わり心を揺さぶられます。それにしても、素人でぎりぎりの精神状態で闘病する患者や家族が治療法を探し様々な障害にぶつかる。人を救うはずの医療が、著者の愛に溢れた生き方を支えきれない。この国の不幸の一端を見る思いがします。

「家族愛」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-06-11

働き盛りの一家の大黒柱がガンで余命半年と突然宣告されたら…その時に家族は、本人はどういうふうに頑張れるのか!と考えさせられる本です。医療関係者ではないのに、ここまでいろいろな治療法を調べあげ、あちこちとびまわり、できるかぎりのことをしたようすが、素直に描写され、同じ病気の方にもかなり参考になると思います。これだけの治療と平行して家業の酒造りもやり、短い期間でオーガニックのお酒をつくりあげる努力は普通の人には真似の出来ない事だと思います。涙なしでは、読めない本です。お子様から年配の方まで幅広い方に共感を呼ぶのではないのでしょうか。飾りのない素直な表現が心の中にどんどん入りこんでくるような本だと思います。